Q-ロックエレメント/ブッシュ(ネジ式)

E-9659C

E-9659C/Q-ロックエレメント/ブッシュ(ネジ式)

材質
SCM440
熱処理
焼入HRC55
特長
■Qロックエレメント/ピン(ネジ式)の上面操作タイプ、サイド操作タイプと組み合わせて使用します。
【付属品】切り屑カバー

使用、選定説明は「使用例・使用説明」でご確認ください。

仕様/価格

タイプ オーダーNo. No. 外径 総高 内径 質量g 価格 寸法図 製品
BOX
CAD 在庫
設定
在庫
状況
ロケート
ブッシュ
966264 QLT19RB 45 24.5 19 110 13,900 確認 追加 DATA 在庫 問合せ
ロケート
ブッシュ
966265 QLT26RB 58 30.5 26 250 15,000 確認 追加 DATA 在庫 問合せ
ロケート
ブッシュ
966266 QLT32RB 72 37.5 32 470 15,500 確認 追加 DATA 在庫 問合せ
ロケート
ブッシュ
967650 QLT40RB 88 46.5 40 1000 25,200 確認 追加 DATA 在庫 問合せ
ダイヤ
ブッシュ
161225 QLT26DB 58 30.5 26 250 20,600 確認 追加 DATA 在庫 問合せ
ダイヤ
ブッシュ
161226 QLT40DB 88 46.5 40 1000 31,800 確認 追加 DATA 在庫 問合せ
クランプ
ブッシュ
966252 QLT19CB 45 24.5 18.5 110 12,600 確認 追加 DATA 在庫 問合せ
クランプ
ブッシュ
966253 QLT26CB 58 30.5 28.5 250 13,800 確認 追加 DATA 在庫 問合せ
クランプ
ブッシュ
966254 QLT32CB 72 37.5 31.5 470 14,300 確認 追加 DATA 在庫 問合せ
クランプ
ブッシュ
967651 QLT40CB 88 46.5 39.5 1000 24,200 確認 追加 DATA 在庫 問合せ

使用例・使用説明

Q-ロックエレメント ブッシュ(ネジ式)は、Q-ロックエレメント ピン(ネジ式)と組み合わせて使用するブッシュです。

■ブッシュのラインアップ

ロケートブッシュ、ダイヤブッシュ、クランプブッシュのタイプがあります。
組み合わせて使用するピンに合わせて使用し、タイプによってピンと密着する研削面の範囲が異なります。

タイプ ロケートブッシュ ダイヤブッシュ クランプブッシュ
研削範囲 内径テーパー全面
フランジ着座面
内径テーパー2面
​フランジ着座面
フランジ着座面
研削箇所

構成部品

ブッシュは、本体と切り屑カバーで構成されています。
切り屑カバーはブッシュ本体にボルトで固定されています。不要な場合は取り外してご使用ください。
ピン/サイド操作タイプ使用時は上面からの操作は行ないません。

構成部品図   構成部品表

 
部品№ 名称 役割
切り屑カバー 操作穴への切粉混入防止用
本体 ブッシュ本体

 

■切り屑カバーの使用方法

切り屑カバーをスライドさせることで操作穴にフタの開閉をすることができます。内蔵されたプランジャで簡易的にフタの位置が固定されます。

フタ閉 フタ開

使用方法

治具やユニットに組み込んだブッシュを基準となるピンに挿入します。
ピンとブッシュの組合せ2個所の締結により、ジグやユニットの位置決めと締結ができます。

使用イメージ
締結時の断面(ダイヤブッシュとロケートピンの場合)

選定方法

ブッシュの選定は、使用するピンのタイプとサイズに合わせた選定が必要です。

■ピンとブッシュのタイプの組合せ選定

ブッシュには「ロケートブッシュ」「ダイヤブッシュ」「クランプブッシュ」のタイプがあります。
使用するピンと位置決めの方向に合わせてブッシュを選定します。以下の表で組合せをご確認ください。

ブッシュ側
ロケートブッシュ ダイヤブッシュ クランプブッシュ
ピン側
ロケートピン
上面操作タイプ
ロケートピン
​サイド操作タイプ
ダイヤピン
上面操作タイプ
ロケートピン
​サイド操作タイプ
クランプピン
上面操作タイプ
クランプピン
​サイド操作タイプ
位置決め方向 X・Y・Z 位相(回転方向)・Z Z

 

■サイズの選定

組み合わせて使用するピンのテーパー径に合わせたブッシュの選定が必要です。
以下の表で適合ブッシュを選定してください。

ピン 適合ブッシュ
タイプ オーダー№ タイプ オーダー№
ロケートピン/上面操作タイプ 966261 QLT19RP ロケートブッシュ 966264 QLT19RB
966262 QLT26RP ロケートブッシュ 966265 QLT26RB
966263 QLT32RP ロケートブッシュ 966266 QLT32RB
967647 QLT40RP ロケートブッシュ 967650 QLT40RB
ダイヤピン/上面操作タイプ 966258 QLT19DP ロケートブッシュ 966264 QLT19RB
966259 QLT26DP ロケートブッシュ 966265 QLT26RB
966260 QLT32DP ロケートブッシュ 966266 QLT32RB
967648 QLT40DP ロケートブッシュ 967650 QLT40RB
クランプピン/上面操作タイプ 966255 QLT19CP クランプブッシュ 966252 QLT19CB
966256 QLT26CP クランプブッシュ 966253 QLT26CB
966257 QLT32CP クランプブッシュ 966254 QLT32CB
967649 QLT40CP クランプブッシュ 967651 QLT40CB
ロケートピン/サイド操作タイプ 114597 QLTS26RPV ロケートブッシュ 966265 QLT26RB
ダイヤブッシュ 161225 QLT26DB
114598 QLTS40RPV ロケートブッシュ 967650 QLT40RB
ダイヤブッシュ 161226 QLT40DB
クランプピン/サイド操作タイプ 114595 QLTS26CPV クランプブッシュ 966253 QLT26CB
144596 QLTS40CPV クランプブッシュ 967651 QLT40CB

注意事項

本製品は1ユニットでは回転方向の位相が決まりません。
ロケートピン/サイド操作タイプ 2ヶ所、ロケートブッシュとダイヤブッシュの各1個ずつの組み合わせでご使用ください。
それ以上ピンとブッシュを増やす場合は、クランプピン/サイド操作タイプとクランプブッシュをご使用ください。
組合せが異なると位置決め精度や締結ができなくなるため、必ず組合せ通りにご使用ください。

取付方法

ブッシュは、交換する治具やユニットへ取付穴を加工し、六角穴付きボルトで取付します。

■ブッシュ間のピッチと精度について

組み合わせて使用する基準側のピン間のピッチと同一になるように取付します。
ピッチ間精度は、±0.01としてください。
±0.01を超える場合は、その寸法に合わせてブッシュの埋め込み部の径寸法を大きくし、調整代を設けてください。
(取付方法はパターン1、パターン2 [取付加工寸法参照])

ピンの配置レイアウト
ピンに合わせたブッシュの配置レイアウト

 

■取付角度について

ブッシュは以下の図のようにピンに対して取付てください。
ロケートブッシュとクランプブッシュは取付角度を考慮する必要はありません。

■ダイヤブッシュの取付について

ダイヤブッシュは、ロケートピン/サイド操作タイプに使用します。
2ヶ所のロケートピン/サイド操作タイプに対して位相(回転方向)が決まるように取付が必要です。
2ヶ所のロケートピン/サイド操作タイプの中心を直線で結び、ダイヤブッシュの2ヶ所の位置決め部の中心線が直角になるように取付角度を回転させて配置してください。
フランジ面にあるマーキング部の間が位置決め部の範囲を示しています。

対角にロケートブッシュとダイヤブッシュを配置する場合

平行にロケートブッシュとダイヤブッシュを配置する場合

■ブッシュの取付加工寸法

ブッシュの取付には以下の加工図に従って追加工を施し取付してください。
取付パターンは以下の種類があります。パターン1、2を推奨しています。

パターン1、2の推奨理由
締付過ぎによる固着や外部から衝撃が加わった際の固着によりピンとブッシュの切り離しが困難になった場合、取付ボルトを外すことで、応急処置としてジグやユニットを取り外すことができます。
サイド操作タイプは上面からの操作を行わないため、切り屑カバーは必要ありません。(パターン1、パターン4)

取付パターン別加工図

ブッシュ側(パターン1) ブッシュ側(パターン2) ブッシュ側(パターン3) ブッシュ側(パターン4)

※座ぐり穴とφAが近くなります。ご注意下さい。

組み付けイメージ

組み付けイメージ

組み付けイメージ

組み付けイメージ

 

No. Aの許容差 D E F G H I J
QLT19 27 +0.033
+0.020
36 M4深さ 8 18.5 6.2 4.5 18 7.8
QLT26 36 +0.041
+0.025
46 M5深さ10 21.5 7.3 6.0 23 10.5
QLT32 45 +0.041
+0.025
58 M6深さ12 26.5 9.7 7.0 29 13.0
QLT40 58 +0.049
+0.030
72 M6深さ12 32.5 12.0 7.0 36 13.0

※φAのピッチ許容量:±0.01以内。(±0.01を超える場合は、その寸法に合わせてφA寸法を大きくし、調整代を設けてください。)

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