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RoHS対応

ハンディデジタル荷重計

E-9503

仕様/価格

オーダーNo. No. 外形サイズ 測定可能範囲 質量Kg 価格 在庫設定 在庫情報 製品BOX
978839 HDK-50C 123X53.9X60 0.5~50kN 0.8 136,000 在庫 在庫〇 追加
127808 HDK-120C 145X53.9X60 0.5~120kN 1.9 184,000 在庫 在庫△ 追加

寸法図・サイズ表

選択 オーダーNo. No. A B C D E H I J K(並目) L M N O P Q R(並目)
978839 HDK-50C 123 53.9 60 46 76 25 5 24 M8 x 1.25深さ8 16.5 30 11 6.9 19 1 M4X0.7
127808 HDK-120C 145 53.9 60 69 76 35 5 30 M8 x 1.25深さ8 12.5 35 20 2.9 19 - M4X0.7

材質・熱処理・表面処理

名称 材質
ハンディデジタル荷重計 表示部:アルミ
センサー部:クロムモリブデン鋼

特長

■加工リードタイム遅延・不良を未然に防止
定期的な締付力の確認で、低下傾向の状態把握が可能です。代替品の準備やメンテナンスを事前に行うことで、加工リードタイムの遅延、加工時のビビり・ズレによる加工不良を未然に防ぎます。マシンバイス・チャック・クランプユニットの締付力測定にご使用いただけます。
■優れたハンドリング性
持ち運び、設置しやすいように「コードレス・小型・軽量」に設計しています。
設置位置に対して目視で確認しやすいように、測定表示部が90°の範囲内で旋回できます。
■簡単測定・メンテンナスが容易
「電源スイッチON」「ボタン操作」「締め付け」だけで簡単に測定できます。
電力消耗時に交換が容易な乾電池式です。
■測定値の検査サポートを提供
長期使用後の測定値が正確か確認できるように、アムスラー荷重試験機で加えた荷重に対する測定値を検査書として発行できます。測定値のバラつきが大きい場合は修理いたします(摩耗や故障状態による)。
※検査内容、価格、納期などは使用例・使用説明タブのメンテナンスをご確認ください。

[付属品]
 HDK-50C
  アタッチメント球面タイプ(S50C.HRC50):1個
  アダプタープレート(S45C):1個
  マンガン乾電池(DC9V)動作確認用:1個
 HDK-120C
  アタッチメント球面タイプ(S50C.HRC50):1個
  アタッチメント フラットタイプ(S50C.HRC50):1個
  アダプタープレート(S45C):1個
  マンガン乾電池(DC9V)動作確認用:1個

構成図

使用例

ハンディデジタル荷重計は、締付力を簡易的に測定する製品です。
主に、マシンバイス、チャック、油圧クランプユニットなどの締付力の低下傾向や締付力が発揮されているか確認する荷重計で、高精度な計測や構成証明が必要な測定を対象にした計測器ではありません。

マシンバイスでの測定例 チャックでの測定例

使用方法

●製品の選定

測定物の想定荷重が測定可能範囲内になるものを以下の型式からお選びください。
測定範囲を超える荷重がかかると正常な測定ができなくなりますので、測定可能範囲内で測定してください。

型式 測定可能範囲(kN)
HDK-  50C 0.5~  50
HDK-120C 0.5~120

●測定方法

・電源スイッチと表示スイッチを入れて計測します。
 ※表示スイッチを入れないと表示されませんのでご注意ください。
・アタッチメントは想定される荷重が大きい場合はフラットタイプをご使用ください。(HDK-120Cのみ)
・計測時は本製品のセンサー部に測定したい製品を全面かつ垂直に挟みます。
 センサー部に部分的または偏って荷重がかかると正しい測定が不可能かつ故障の原因になりますのでご注意ください。
・油圧増圧、メカニカル増力バイスの締付力測定の場合は、表示値を1.2倍にしてください。

マシンバイスの測定例 ジグの測定例


●表面が粗い製品またはセンサー部より径の小さいものの測定

鋳物製品など表面が粗いもので荷重を加える、もしくはセンサー部より荷重を加える側の面積が小さい場合、平行で面粗さの細かい鋼板を間にいれて測定をしてください。

鋳物製品の測定例 先端の細いものの測定例

 

●アダプタープレートの使用

表示部とセンサー部の厚み寸法が異なります。
そのまま使用すると傾きが生じ正確な測定ができないため、必要に応じてアダプタープレートを取付て測定を行ってください。

 

●旋盤等でのチャック締付力の測定

チャックの測定時はセンサー部にチャックの一つが当たるように取り付けます。
表示された数値の3倍をした値がチャックの締付力となります。

   

測定時は以下の点を考慮の上、取付を行ってください。

・アタッチメントを取付、アダプタープレートを外してください。アタッチメントはアタッチメントのフランジ面がピストンにあたるまで締めてください。
・測定をする際は、チャックの内径をHDK-50C:Φ48、HDK-120C:Φ68に合わせてください。

使用方法

技術情報

製品仕様

測定荷重  HDK-50C:0.5~50.0kN HDK-120C:0.5~120.0kN
 最小表示単位:0.1kN
オートゼロ  設定以下(0.5未満)の表示を強制的にゼロにします。
サンプリング速度  2.5回/秒
電源  DC9V(006P型乾電池)×1
オートパワーオフ  表示スイッチを入れると計測値を表示し、約60秒後に表示は自動消灯します。
使用温湿度範囲  温度:5~40℃、湿度:35~85%(結露しないこと)
精度  ゼロ点ドリフト(0.03kN/℃)、3%F.S+2digit
動作時間  アルカリ電池にて約500回以上

メンテナンス方法

メンテナンス・修理対応

■メンテナンス

清掃について
本体もしくは表示部など汚れが目立つ場合は、柔らかい布で優しく拭いてください。

電池の取付・交換
購入後初めて使用する場合もしくは電池の交換は以下の要領で電池を取り付けます。

①蓋取付ネジを外し、ケース用蓋を開けて電池押さえ板取付ネジを緩めてください。

   

②電池を電池コネクタ(電池スナップ)に極性を間違えないように取付、電池押さえ板と表示器ケースの間におさめます。

※極性を間違えると、使用時に内部の回路がショートして測定不能になる可能性があるため、極性をよく確認の上取り付けてください。

③スイッチを押して数字が表示されることを確認します。
本体を90°回転させて電池コネクタの線が干渉しないことが確認できたら、電池押え板取付ネジを締め付け、ケース用蓋を取り付けます。

測定値の確認について
本製品の表示が実測値とロードセル等の高精度荷重計との差を確認したい場合、弊社にて荷重試験器で加えた荷重に対する測定値を検査書として発行できます。
定期的な確認により加工不良等を未然に防ぐことができます。

検査内容  各型式の荷重可能範囲の上限値まで10kN刻みで2回ずつ測定。
 測定値の平均値と荷重試験器の荷重との誤差を確認する。
検査方法  荷重試験器で本製品に荷重をかけて測定
試験器  アムスラー万能荷重試験器
価格  28,000円(代理店・販売店様経由で見積依頼をしてください。)
納期  弊社着荷後、実働約5日
(受注状況・着荷状況により変動の可能性があります。予めご了承ください。)
依頼方法①
(製品購入時)
 購入時に検査データが必要の旨記載の上、ご注文ください。
依頼方法②
(製品購入後)
 購入された代理店・販売店様経由で依頼をしてください。
 依頼時には「検査したい製品」の送付及び検査依頼であることを記載の上、ご依頼ください。


■修理対応

以下の故障・不具合内容の対処方法を試しても直らない場合は、「ご購入年月」「購入された販売店名」「貴社名」「連絡先」「故障内容」を確認された上、ご購入された販売店経由もしくは直接弊社へご依頼ください。

不具合内容 対処方法
無荷重時、00.0以外の数値が変化しながら表示される 電池の寿命ですので、交換を行ってください。
荷重を加えても表示が0から変化しない
表示が薄い
表示時間が短い
表示値が不正確 ピストンの中心に荷重が垂直にかかっているか確認してください。
表示されない 電池の電圧が6V以下の場合は交換してください。
表示されない場合は修理に出してください。
油が漏れる 修理に出してください
浸水してしまった 内部に侵入した水をふき取り十分に乾燥させてください。
表示されない場合は修理に出してください。

※電池の交換は「メンテナンス方法」をご覧ください。