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RoHS対応

Q-ロックエレメント/ピン(油圧式 単動)

E-9659H

仕様/価格

タイプ オーダーNo. No. 外径 ピン径 総高 質量kg 価格 在庫設定 在庫情報 製品BOX CAD
DXF STEP
ロケート
ピン
140525 QLH26SRP1 60 26 55.5 0.5 78,500 在庫 在庫〇 追加 DL DL
ロケート
ピン
140526 QLH32SRP1 72 32 65.5 0.8 87,500 在庫 在庫〇 追加 DL DL
ロケート
ピン
140527 QLH40SRP1 88 40 78.5 1.4 101,000 在庫 在庫〇 追加 DL DL
ロケート
ピン
140528 QLH48SRP1 105 48 102 2.6 123,000 在庫 在庫〇 追加 DL DL
ダイヤ
ピン
140529 QLH26SDP1 60 26 55.5 0.5 84,000 在庫 在庫〇 追加 DL DL
ダイヤ
ピン
140530 QLH32SDP1 72 32 65.5 0.8 92,500 在庫 在庫〇 追加 DL DL
ダイヤ
ピン
140531 QLH40SDP1 88 40 78.5 1.4 108,000 在庫 在庫〇 追加 DL DL
ダイヤ
ピン
140532 QLH48SDP1 105 48 102 2.6 130,000 在庫 在庫〇 追加 DL DL
クランプ
ピン
140533 QLH26SCP1 60 24 55.5 0.5 71,000 在庫 在庫〇 追加 DL DL
クランプ
ピン
140534 QLH32SCP1 72 30 65.5 0.8 80,000 在庫 在庫〇 追加 DL DL
クランプ
ピン
140535 QLH40SCP1 88 37 78.5 1.4 93,500 在庫 在庫〇 追加 DL DL
クランプ
ピン
140536 QLH48SCP1 105 45 102 2.6 116,000 在庫 在庫〇 追加 DL DL

寸法図・サイズ表

選択 オーダーNo. No. A B Ch5 D E F G±0.005 H I J K L M(並目) N
140525 QLH26SRP1 60 26 37 36 8 22.5 12 55.5 48 5.5 6.6 9.5 M4x0.7 S34
140526 QLH32SRP1 72 32 46 45 8 26.5 14 65.5 58 7 7.5 11 M6x1.0 AS568-130
140527 QLH40SRP1 88 40 60 59 8 32 16 78.5 72 7 9.5 11 M8x1.25 AS568-139
140528 QLH48SRP1 105 48 73 71.5 8 46 20 102 87 9 6.6 14 M8x1.25 S34
140529 QLH26SDP1 60 26 37 36 8 22.5 12 55.5 48 5.5 6.6 9.5 M4x0.7 S34
140530 QLH32SDP1 72 32 46 45 8 26.5 14 65.5 58 7 7.5 11 M6x1.0 AS568-130
140531 QLH40SDP1 88 40 60 59 8 32 16 78.5 72 7 9.5 11 M8x1.25 AS568-139
140532 QLH48SDP1 105 48 73 71.5 8 46 20 102 87 9 6.6 14 M8x1.25 S34
140533 QLH26SCP1 60 24 37 36 8 22.5 12 55.5 48 5.5 6.6 9.5 M4x0.7 S34
140534 QLH32SCP1 72 30 46 45 8 26.5 14 65.5 58 7 7.5 11 M6x1.0 AS568-130
140535 QLH40SCP1 88 37 60 59 8 32 16 78.5 72 7 9.5 11 M8x1.25 AS568-139
140536 QLH48SCP1 105 45 73 71.5 8 46 20 102 87 9 6.6 14 M8x1.25 S34

材質・熱処理・表面処理

名称 材質 熱処理
Q-ロックエレメント/ピン(油圧式 単動) 本体:SCM440 本体:焼入HRC55

特長

■クランプ時には、皿バネの力でクランプ、アンクランプには油圧を使用します。
■アンクランプ時のみ油圧を使用するため、加工中は油圧配管の切り離しができます。
■エアーブロー機能・着座確認機能・アンクランプ確認機能を利用することにより、自動化に対応できます。
[繰返し位置決め精度]3μm

旧型のQLSM仕様とは互換性がありませんのでご注意下さい。
旧型Q-ロックエレメント ピン(油圧式単動)

構成図

使用例

ロボットと油圧を使用したジグプレートの自動交換

取付方法

ジグベースに取り付け穴を加工し、六角穴付きボルトで取り付けます。

 

取り付け加工寸法

 

 

A H7 B C D E +0.3 F G
QLH26S 37 38 36.8 10 25.5 48 M5
QLH32S 46 47 45.8 10 29.5 58 M6
QLH40S 60 61 59.8 10 35 72 M6
QLH48S 73 74 72.5 10 49 87 M8

※ダイヤピンは、頂点位置とタップ穴との関係が本図のようになっています。ダイヤの方向に合わせて、タップ穴と各ポート穴を加工してください。
※φAのピッチ許容差は±0.015としてください。ピン取り付け穴φAのピッチと、ブッシュ取り付け穴φAのピッチ差は、±0.015としてください。
※1.エアブロー用ポートは2か所の内、どちらか1か所をご使用ください。
※2.リフトアップポートは斜線部の範囲としてください。
※3.Oリング接触面は、カエリ・バリ・キズ無きこと。(面相度6.3S以下)

 

 

取り付け穴ピッチ寸法

① ピン取り付け穴ピッチを基準に考えて、ブッシュ側の寸法差は、±0.015で加工してください。
② 寸法差が±0.015で加工できない場合は、ブッシュの取り付け穴径を大きく加工してください。
③ ブッシュをジグプレートに仮取り付け後、ピンでジグプレートを締結・離脱を繰り返し、締結状態でブッシュ用クランプボルトを締め付けてください。これでピンのピッチにブッシュのピッチが修正されます。

 

 

ピンの取り付け方法

 

 

① 取り付け相手部品の清掃を行い、穴口元部にカドがないことを確認し、カドがある場合は、取り除いてください。
② 取り付け穴・ピンに取り付けられたOリングにグリスを塗布してください。
③ フランジ面に取り付けたOリング(エアーブロー・着座検出・クランプ用)の位置を確認してください。
④ 取り付けは、初めにE寸法分長いボルト4本を使用し、フランジ面が平行になるように締めてください。
※ 下記表の取り付けボルト4本を使用し、取り付けると傾きが無く行えます。
 

No 取り付けボルト
(お客様御手配部品)
付属Oリング
外周部 フランジ部
QLH26S M5X15 S34 3-P4
QLH32S M6X15 AS68-130 3-P4
QLH40S M6X20 AS568-139 3-P4
QLH48S N8X25 S70 3-P4

 

⑤ 挿入途中で傾きが発生した場合は、抜き取って最初から作業をやり直してください。

 

 

ピンの取り外し方法

① Q-ロックエレメントをアンクランプ状態とし、出荷時に取り付けてあった仮止めリングをピンに挿入してください。(図1)
② Q-ロックエレメントをクランプ状態としてください。クランプ状態とすることで仮止めリングがピンに固定されます。 (図2)
※ 仮止めリングを装着しないで取り外しを行うと、取り外し時にピストン等の内部部品が分解された状態となります。
③ Q-ロックエレメントに供給されている油圧または空圧を全てOFFにしてください。
※ クランプ側、アンクランプ側ともに圧力が0 (ゼロ)であることを確実に確認してください。圧力がかかったまま取り外しを行うと、取り付けボルトを外した時に、Q-ロックエレメントが勢いよく飛出し非常に危険です。
④ Q-ロックエレメントの取り付けボルト4か所を取り外してください。
⑤ 取り付けベース側のタップ穴を保護するため、ベース側タップ穴に適合した六角穴  付止めねじを装着してください。
⑥ Q-ロックエレメントの取り付け穴4か所のうち、2か所がタップ穴になっています。 (図3)

QLH26S M6XP1
QLH32S M8XP1.25
QLH40S M8XP1.25
QLH48S M10XP1.5

 

取り外し用タップ穴サイズに適合した六角穴付きボルトにて、できるだけ水平状態を保つように2か所を交互に操作し、徐々に押上げて取り外しを行ってください。(図4)

図1

図2

図3

図4

 

 

仮止めリングの外し方法

 

 

① 出荷時はピンに仮止めリングが装着してあります。使用時は外してください。
② 仮止めリングはQ-ロックエレメントをアンクランプ状態にすることで簡単に外せます。
③ 長時間使用しないときは、ピンに仮止めリングを装着した状態で保管してください。

 

 

注意事項

 

・決められた圧力で作動させてください。
・テーパ-部、フランジ着座面に切り屑などが無いことを確認してください。

テーパ-部、フランジ着座面に切り屑などが付着したままピンとブッシュを締結すると、ジグプレートの精度が低下し、加工されたワークの加工精度に悪影響を及ぼします。

・ジグプレートを分離後、作業台など上に置く場合は、ブッシュの着座面を直接当てないよう注意してください。(図5)
ジグプレートの精度に悪影響を与えます。

・空圧配管内に、切り屑を進入させないでください。

配管内に切り屑が進入すると、Q- ロックエレメント内のOリングが破損し、空気漏れを起こし、作動不良となります。

・ジグプレート取り外し後、Q- ロックエレメントピンを清掃する場合、クランプ状態にして行ってください。
アンクランプ状態の場合、ピン内部に切粉が侵入し作動不良の原因となります。
清掃はエアーブローにてお願いします。(図6)

・研削加工には使用しないでください。
スラッジによりQ- ロックエレメント内のOリングにキズがつき、作動不良の原因となります。

図5

図6

メンテナンス方法

点検方法

 

・ 精度保持のために、Q-ロックエレメントの着座面・テーパ研削部にキズ・打コン・切り屑の付着が無いことを確認し、不具合が発見された場合は、取り除いてください。
・ 定期的にグリスアップを行なってください。(図7)
ピンをアンクランプ状態にし、スチールボールの穴からグリスを挿入してください。
※定期的な清掃、グリスの補給、塗布をお願いします。
切り屑が付着およびグリス切れの状態では機能、精度が低下します。
※長期間の使用で、作動不良、精度低下等が、確認された場合は、Q-ロックエレメントの交換または、構成部品の交換を行なってください。

 

 

 

保管方法

 

・ 使用後保管する場合は、Q-ロックエレメント・ジグプレート・ベースプレートに悪影響をおよぼす、切削液・切り屑・汚れなどを取り除いてください。
・ Q-ロックエレメント内部にはグリスを充填し、その他の箇所には、防錆油を塗布してください。
・ 保管は、水平な場所で行なってください。
・ ジグプレートを単体で保管する場合は、特にブッシュ下面は基準面のため、キズなどが付かないよう保護してください。