正しい振動対策製品をお選び頂くために
はじめに
振動対策は、誤った対策製品を導入すると効果がない、逆に状態が悪化するなど悪影響を及ぼすことがあります。
正しい振動対策製品をお選び頂くために、ナベヤ公式サイトでは除振・防振「選定ナビ」をご用意しています。
除振・防振「選定ナビ」は、
1.支持荷重
2.対象振動周波数
3.振動伝達率
を入力頂くことで、対策効果が期待できる製品の選定と特性グラフの確認ができる機能です。
以下製品ページで本機能をご活用いただくことができます。
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精密検査機器等でご使用頂ける
「除振台」 -
設備・装置の足回り・床面等でご使用いただける
「防振パッド・プレート」 -
設備・装置内部機構としてもご使用頂ける
「防振マウント」 -
レベル調整機構と防振機能を備えた
「レベリングエレメント」
ここでは、「選定ナビ」を活用した除振・防振製品の選び方を、参考となるお役立ち情報の掲載記事と合わせて解説いたします。
除振・防振製品「選定ナビ」の使い方~入力編~
振動対策品は、使用環境・条件以外に「許容荷重」、「減衰できる周波数(Hz)領域」、「減衰率」の3点が製品ごとに異なります。
そのため、対策対象となる設備・装置の「重量」「振動周波数」と振動対策の「目標値」を踏まえて選定する必要があります。
支持荷重(1点あたり)
対象の設備・装置が「除振・防振製品1個にかける支持荷重」をお調べの上、ご記入ください。
対象振動周波数
対象の設備・装置で発生している「振動周波数(対象振動周波数)」を測定・解析の上、ご記入ください。
振動周波数は、振動発生させている装置の回転数(rpm)÷60秒で推定することもできます。
例:回転数が1,800rpmのポンプの振動を除振したい場合
対象振動周波数は、1,800rpm÷60秒=30Hzとなります。
振動伝達率
「対策目標(振動許容基準)が対象振動周波数の何倍であるか」をご計算の上、選択してください。
選定完了!
上記3つの情報を入力頂くことで、ナベヤ製品の中で対象設備・装置の振動対策に有効な製品が何件あるか?が自動的に選定されます。
その上で「選定結果を見る」を選択頂くことで、該当製品を一覧でご確認いただくことができます。
あわせて読みたい「お役立ち情報」
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振動対策の考え方
振動対策プロセスとは
~障害判断から対策まで~ -
振動周波数の測定・解析方法
周波数・振動の大きさを特定する振動測定・解析
~測定・解析機器と手法~ -
対策目標(振動許容基準)の設定方法
振動対策に必要な「振動許容基準」の設定
除振・防振製品「選定ナビ」の使い方~確認編~
選定結果
選定された製品が一覧で表示されます。
伝達率(倍)の値が小さい製品ほど、対象となる振動周波数の振動を小さくできます。
伝達特性グラフ
選定結果の中から、気になる製品のチェック欄を選択頂き「伝達特性グラフを確認する」を選択頂くことで、
チェック頂いた製品の「伝達特性グラフ」をご確認頂くことができます。
該当製品の詳細仕様を知りたい場合
選定結果の製品名を選択頂くと、該当製品の製品ページをご確認頂くことができます。
製品ページでは、特長や詳細仕様等が掲載されていますので、ご使用予定の条件・環境等に適しているかご確認ください。
ページ内の製品BOXボタンをチェック頂き、製品BOX機能をご活用頂くことで、在庫・納期をご確認頂くことも可能です。
あわせて読みたい「お役立ち情報」
除振・防振製品「選定ナビ」の使い方~絞り込み編~
以下の製品一覧では、使用用途(製品種別 または サイズ)と支持荷重に合わせて、適した機種を絞り込むことができる選定ナビがあります。
具体的な製品の選定の前に、「そもそも想定されている使用用途に対応可能な振動対策製品があるか」をお調べ頂く際にオススメの機能です。
製品一覧ページには「機能から探す」「シリーズから探す」よりお選び頂くことで遷移可能です。
製品ページの選定ナビと合わせてご活用ください。


困ったらソリューションを活用
効果のある振動対策を行うには、事前のご確認・ご検討事項が複数あります。
初めてで対策の方向性や方法などが分からない
対策周波数が分からない
などといった場合は、ナベヤの「制振ソリューション」で解決できます。
ヒアリング・調査から対策製品の供給まで一貫して対応する技術サポートになりますので、ぜひご活用ください。