測定用ジグとは


はじめに
測定におけるジグの必要性
生産性を高めるには測定品質を維持・向上させながら、測定作業の工数・コストを削減することが求められます。
効率化を図るうえでは以下のポイントを抑えたジグの活用が必要です。
ジグの活用ポイント
- 誰が測定しても同じ条件で測定できるように、同じ位置・姿勢に素早く正確に固定する。
- 極力1度の段取りで長時間無人測定できるように、ワークを多数個取り・多面同時測定する。
ジグを用いることで、位置決めや固定にかかる時間の削減や作業者ごとのバラつきも低減でき、作業の標準化と効率化を実現できます。
ジグを用いて測定を行うことで、測定不良を抑え、正しく・効率よく測定を行うことができます。
測定に活用できるジグとは
ジグは、ワークサイズ・形状・目指す効果などに合わせて選定する必要があります。
測定用ジグには大きく2つの方向性があります。
測定用ジグを活用する


ワークのサイズや形状に合わせて、クランプ、位置決めなどのパーツをパレットに取り付けて測定するジグ製品です。
加工と異なり測定ではワークにかかる負荷が小さいため、クランプ力は求められません。
錆対策や機械テーブルの保護ため、耐食性に優れ、石定盤に傷をつけにくいステンレスやアルミニウムなどの素材を採用しています。
軽量で扱いやすく、組み付けも簡単。測定作業をスムーズに行うための設計仕様です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
|
・測定機での使用に最適設計されているため、作業性に優れ、測定不良を 起こすリスクが低い。 ・汎用性に優れた設計のため、専用ジグ製作に比べて誰でも扱いやすく、 技術・人的コストが不要。 ・異なるワークであっても繰り返し使用できるため、ランニングコストを低減。 |
・専用ジグの保管スペース・防錆などのメンテナンスによるランニング コストが発生。 |
加工用ジグを活用する


さまざまなワーク形状や加工条件に対応するため、加工用ジグには多くの機能や精度のバリエーションがあります。
そのため、加工だけでなく、測定用としても組み合わせて活用ができます。
| メリット | デメリット |
|---|---|
|
・加工用のジグを流用できるため、測定用にジグを購入する必要がない。 |
・測定工程に特化した製品ではないため、ワークへの汎用性には乏しく、 使い方にも工夫が必要。 |
測定にも活用できる加工用ジグはこちら
中長期的な視点で検査工程の効率化を進めるには、
測定用ジグを導入し、誰でも同じ手順で作業できるよう標準化することがオススメです。
ナベヤの測定用ジグラインナップ
ナベヤが取り揃えている測定用ジグの製品について紹介します。
測定用バイス
・サイズ:小物
・形 状:複雑、薄物、丸材、角材
特長
・ノブ操作のみで素早く簡単にクランプ・アンクランプできる測定専用のバイスです。
・口金面の上面に設置したピンでワーク下部をクランプ。
そのため、測定パスのジグ干渉を回避、主軸の寄付き性を高めて多面を断続して測定できます。
・ストロークが大きく、ピンの配置変更によって、対象ワークサイズや形状の柔軟性に優れています。
また、嵩上げブロック・搬送用パレットといったオプション品の活用で、多面測定、多数個取りを実現して測定効率を高めます。
測定用ジグセット
・サイズ:大物
・形 状:複雑、丸材、角材
特長
・このセット1つで測定用のジグを構築できます。
・ネジ固定のため誰でも容易にジグの構築ができます。
・クランプや位置決めを任意の位置に配置が可能。複雑なワーク形状でもクランプができます。
また、測定パスのジグ干渉を回避させることできるため、多面を断続して測定できます。
・繰り返し使用することができるため、ワーク変更のたびに発生するジグを購入が不要。
コストの低減・保管スペースを縮小できます。
フレックスサポート
・サイズ:大物
・形 状:複雑、丸材、角材
特長
・R、球、曲面を受けることができるサポート。
・単体でのクランプはもちろん、測定ジグセットと組み合わせた使用も可能。
これにより、大物ワークのクランプジグをシンプルに構成できます。
・レバー操作で素早く簡単にワークをサポ―トできます。
メジャーリングクイッククランプ
・サイズ:小物
・形 状:薄物、丸材、角材
特長
・ワークを工具レスで素早くクランプ、アンクランプできるように、スプリングを利用したクリップ操作のクランプユニット。
・平面、V溝一体型のクランプ面形状のため、プレート・円柱ワークをクランプすることができます。
・底面、保持面及び背面の精度は、平行度:0.01/直角度:0.015。
これにより、ジグの測定誤差を最低限に抑えます。さらにワーク形状に合わせて置き方を変えて使用することも可能です。
ナベヤの測定用ベースについて
クランプユニットだけでなく、ワークのサイズやクランプ、位置決めの配置に合わせてベースを選ぶ必要があります。
ナベヤでは、測定用ジグに合わせたベースもご用意。組み合わせてご使用頂くことが可能です。
測定用搬送パレット
特長
・測定機の機外段取りだけでなく、機上でも段取りできるベース。
・アルミ製で軽量かつハンドル付きなので、誰でも持ち運びやすい構造です。
・黒アルマイト処理により、反射等を抑える画像測定にも流用可能です。
・タップ穴付きで、測定用バイスやジグをパレット上に構築できます。
・1度の段取りで複数のワークを測定できるように、測定用バイスを最大6個設置できます。
また、「搬送パレット取付ベース」が付属した「測定用搬送パレット段取りシステム」もご用意。
機上設置もスライド挿入して位置決め、レバー操作で素早く固定ができるため、よりスピーディーに段取り替えできます。
アルミサブテーブル
特長
・測定機上でのジグ構築に活用できるベース。
・アルミ製で軽量かつシンプルな形状なので、誰でも使いやすい構造です。
・タップ穴はネジ径M8なので、測定機用ジグシステムと合わせて使用可能です。
導入事例
測定用バイス
サイズ:小物
形 状:丸材
ワークの外周、上面のポケット形状の寸法を1チャックで測定できます。
使用製品
測定用ジグセット
サイズ:大物
形 状:複雑
複雑なワーク形状でも、安定した姿勢で繰返し位置決め、保持。
測定パスに干渉なきクランプの配置で上面/側面の穴位置や角度を1チャックで測定できます。
使用製品
測定用ジグセット+フレックスサポート
サイズ:大物
形 状:丸材
転がりやすいR状の面を受けて、安定した姿勢で測定できます。
Rの大小変動時にも形状になじみ、レバー操作で保持できます。
使用製品
メジャーリングクイッククランプ
サイズ:小物
形 状:丸材
クリップ操作で素早くワークを交換して外周を測定できます。
使用製品
選定方法
シリーズから選ぶ
ナベヤ公式サイトでは、測定用ジグ製品・パーツをまとめたページをご用意しています。
まず一覧で確認してからお選びされたい場合、ぜひご活用ください。
機種から選ぶ
三次元座標測定機で使用可能なジグを掲載したコラボカタログをご用意しています。
既にお持ちの機種・購入ご検討中の機種がございましたら、そちらからお選び頂くことも可能です。
東京精密








































































































