使用例・使用説明

グリップタイプ使用例	セルフカット口金使用例（口金加工前）	フラットタイプ使用例

部品構成図

グリップタイプ(-SJG)	超硬グリップタイプ(-SJC)	フラットタイプ(-SJF)
ダフテールタイプ(-SJD)	セルフカット(-SCJ-S/-SCJ-A)

使用方法

本製品は別売りの「5軸マシンバイス」または「ネオグリップ（ロボット搬送対応）」に標準で取り付いている口金を組換えて使用します。口金は全5種類ありそれぞれに特徴があります。ご使用の環境に合わせて製品の選定を行ってください。

バイス	5軸マシンバイス　　　　　　　　　　　　　ネオグリップ（ロボット搬送対応）
タイプ	グリップタイプ -SJG	超硬グリップタイプ -SJC	フラットタイプ -SJF	ダブテールタイプ -SJD	セルフカット -SCJ-A/-SCJ-S
	ワークにグリップ部を食い込ませてクランプ。少ない掴み代で5面加工が可能。	ワークにグリップ部を食い込ませてクランプ。高硬度材で少ない掴み代で5面加工が可能。	仕上げ面ワークを少ない掴み代で5面加工が可能。食い込ませてクランプできないワークのクランプに最適。	テーパー面をクランプすることで加工負荷による浮上がりを抑えて5面加工が可能。	ワーク形状に合わせて口金加工・クランプが可能。円形・異形状のワーククランプに最適。
取付 イメージ

ダブテールタイプ（SJD）を使用する場合

ダブテールタイプを使用する際はあらかじめワークに加工を施す必要があります。以下寸法図を参考に加工を施してください。 ※加工方法は刃具メーカーや最寄りの機械工具商への問合せください。

口開き寸法表

各タイプの口金を取り付けた際の口開き寸法については以下をご覧ください。
※口開きB：口金を反転させて使用した状態

取付方法

口金の取付方法
別売りの「5軸マシンバイス」または「ネオグリップ（ロボット搬送対応）」の標準口金を外し、ご使用される口金をショルダーボルトで取り付けます。

●超硬グリップタイプ（-SJC）への交換例

●フラットタイプ（-SJF）の取り付け例

ステップ口金(フラットタイプ)は仕上げ加工用の口金です。4箇所の取り付け穴が空いています。
ワークの浮き上がりを防ぐために、内側の取付穴にショルダーボルトを取り付けてください。

口金を内向きに取付ける場合	口金を外向きに取付ける場合

超硬グリップ、保護カバーの取付方法

ワークと接触する面に超硬グリップを、設置しない場合は、保護カバーを取り付けて固定してください。 （ヘキサロビュラ穴サイズ：T9　締付トルク：1.2N・ｍ） ※保護カバーは切粉がチップ取付部に入り込むのを防ぐために取付けます

センタリング精度について

「5軸マシンバイス」「ネオグリップ（ロボット搬送対応）」は出荷時の口金でセンタリング精度を確保しています。
口金を交換すると、口金の個体差によりセンタリング精度にズレが生じるためセンタリング精度は確保できません。
あらかじめご了承ください。

修理対応

本製品の修理対応行っておりません。
摩耗や損傷が見られる場合は、製品の交換を行ってください。