振動対策を行うには4つの要素「周波数」「変位」「速度」「加速度」の理解が必要です。
ここでは、「周波数」と「変位」について事例を交えて分かりやすく解説します。
振動周波数とは、1秒間の揺れの回数を意味します。
単位は「Hz(ヘルツ)」であり、1秒間に60回揺れれば60Hz、100回揺れれば100Hzとなります。
例えば地震のように大きくゆっくり揺れる振動より、携帯電話のバイブレーションのように小刻みに速く揺れる振動の方が周波数は大きくなります。
以下に洗濯機の振動と床の振動をグラフを用いて解説します。
洗濯機の振動で、左と右に往復した揺れが、1秒間に5回揺れた場合は、5Hzとなり下図のように表現できます。
同様に床の振動で、上と下に往復した揺れが、1秒間に150回揺れた場合は、150Hzとなり下図のように表現できます。
変位とは、位置の変化(揺れの向きと大きさ)を意味し、単位は「m(メートル)」で表します。
例えば、メトロノームを思い浮かべてもらうと動作前の中心の位置を基準に左右に同じ大きさで揺れますが、振動も同様にある基準の状態を中心に左右(又は上下)に揺れ、この位置の変化を「変位」と表します。
以下に洗濯機の振動と床の振動をグラフを用いて解説します。
洗濯機の振動で、左と右に揺れた変位が基準に対してそれぞれ0.02mの場合、下図のように表現できます。
同様に床の振動で、上と下に揺れた変位が基準に対してそれぞれ0.001mの場合、下図のように表現できます。
周波数、変位の例を併せて洗濯機の振動を1つのグラフにまとめて表すことができます。以下の図は洗濯機の振動を横軸時間、縦軸変位のグラフを表しており、グラフの横軸から1秒間に左右に揺れる回数が5回で周波数は5Hz、グラフの縦軸から左右に揺れる位置の変化が0.02mで変位は0.02mであることが読み取れます。
そもそも振動とはどのようなところから発生し、どのような影響を及ぼすものか、また、対策の除振と防振の違いや内容を分かりやすく解説します。
振動対策を行うには4つの要素「周波数」「変位(振幅量)」「速度」「加速度」の理解が必要です。
ここでは、「周波数」と「変位(振幅量)」について事例を交えて分かりやすく解説します。
振動対策を行うには4つの要素「周波数」「変位(振幅量)」「速度」「加速度」の理解が必要です。
ここでは、「速度」と「加速度」について事例を交えて分かりやすく解説します。
振動対策の製品はさまざまありますが、なぜ振動を抑制できているのでしょうか?
ここでは弾性と粘性の機能や役割、どのような振動対策に効果的か分かりやすく解説します。
防振・除振製品には、振動を減衰する良い効果と増幅させて悪影響を及ぼす効果があります。ここでは、どのような特性を持っているのか伝達特性グラフを用いて分かりやすく解説します。
対策には体感的に「ブルブルを抑えたい」ではなく、「現状の1/2に抑える」といった、目標数値の明確が必要です。ここでは、対策前に設定する許容(合格)基準とその設定方法について分かりやすく解説します。
振動を対策するには、障害振動の把握から稼働確認まで多くの工程があります。
ここでは、対策するまでの一連の工程を分かりやすく解説します。
対策したけど効果が無い、悪くなった要因の一つとして、共振という現象があります。
ここでは、共振という現象に関わる固有振動の理解も含めて分かりやすく解説しています。
対策したけど効果が無い、悪くなった要因の一つとして、重心位置が高いことによる揺れの障害があります。
ここでは、振動ではなく、揺れの対策について分かりやすく解説しています。
対策したけど効果が無い、悪くなった要因の一つとして、対象機器などの剛性がないことによる揺れの障害があります。ここでは、振動ではなく、剛性の有無による影響の違いや対策のポイントを分かりやすく解説しています
お客様から相談を受けた振動対策の事例をご紹介します。ナベヤの除振・防振製品を使ってどのような対策ができるのか、振動問題でお困りの方はぜひ参考にしてください。