事例で解決!治具選び

【ワーク固定用の1工程を削減!】ワークを固定するための前加工をなくしたい

ワークを固定する30分の1工程を丸ごとカットで工程集約!

広島県 ⁄ 自動車部品金型メーカ様

どんな問題が起きていた?

門形マシニングセンタで金型ワークの加工を行う際に、ワーク上面は加工面なので、前加工でL字型のクランプを使用するために、側面に溝加工を行っていました。
ただ、その加工をするにも加工機や時間、人員が必要となってしまうため、溝加工なしで作業できるように改善したいというご相談をいただきました。

ナベヤの治具がお悩み解決!

これまで利用していたL字型のクランプでワークを固定するのではなく、磁気の力でワークを固定する「マグネットチャック」を導入しました。マグネットチャックを導入することにより、これまで行っていた側面の溝加工をする必要がなくなりました。更にマグネットチャックで裏面を全面で固定することでワーク歪も抑える事が出来ました。「マグネットチャック」は強力な磁力を使ってワークを吸着するという仕組みですが、ワーク自体には切粉が付きにくくなるよう設計されているためワーク清掃の効率化も期待できます。

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製品名 マグネットチャック
特徴 強力な磁力による吸着でワークをクランプします。
誰でも簡単に秒速クランプが可能で、治具の干渉もなく五面加工が可能となります。
製品名 マグハイトブロック
特徴 マグネットチャック上にボルトで固定して使用してチャック上面を保護します。通常は、3箇所にマグハイトブロックを配置して、ワークの高さ方向の位置を決めます。
中央には穴が空いているため、貫通穴ドリルなどの干渉も回避できるのが特長です。
製品名 マグワークサポート
特徴 歪んだワークやビビリやすいワークのサポートをするためにマグネットチャック上に設置して使用します。ワークの高さを決めるために設置したマグハイトブロックの補助としてマグワークサポートをできる限り多く設置すれば、その分吸着面積が増えるため精度も安定します。

対策後の効果は?

側面の溝加工をする工程がなくなったため、約30分の加工時間が不要になりました。また、クランプの締め付けや調整時間などに要していた時間も短縮され、全体ではさらに作業時間を短くすることができました。
また、マグネットチャックによる裏面全面受けのクランプによりワークのクランプ剛性も上がり、時間短縮だけでなく切削の条件を上げることもできました。

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