滋賀県 ⁄ 機械部品製造メーカ様
治具にワークを固定するクランプが大きく、スペースの関係で治具にワークを1個しか固定することができず、横形マシニングセンタを12時間稼働しても1日24個の生産となり、予定していた生産数量に達することができませんでした。
治具のスペース効率を挙げることができればワークの大きさから2個のワークを固定することが可能なため、必要なクランプ力があり、現在よりもサイズが小さいクランプを導入したいとのご相談をいただきました。
ご相談を頂いた時に利用していた大きなクランプユニットから、全長が短く小型な「スイングクランプS型」に変更することで治具のスペース効率を上げることができ、1つの治具に2つのワークを固定することができました。クランプが小さくなって下がったクランプ力を補うため、1つのワークに対して2個だったクランプを4個に増やすことで解決しました。
製品名 | スイングクランプS型 |
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特長 | 安価でコンパクトなクランプで、低い位置をクランプするのに最適なため薄物ワークにおすすめです。 ヘッド部分は自在に旋回が可能なため、ワークの着脱が簡単で扱いやすいのが特長です。 |
治具へワークを2個固定することが出来るようになり、1日の生産数を24個から40個へ増やすことで予定していた生産数量に達することできました。
また「スイングクランプS型」はワークを固定するヘッド部分が360度回転するためワークが取り付けやすく、アンクランプ時にヘッド部分が自動で上昇するためワークの脱着の時間を短縮することができました。