「治具ってすごい!アカデミー」第7回ではクランプとアタッチメントについて解説します。
クランプとは切削などの加工時にワークを固定することです。適正にワークを固定するための方法を学びましょう。
「固定」とは加工負荷(切削抵抗)に対しワークの位置ズレが発生しない適正な力でワークを把持することです。
固定する力が弱すぎるとドリルやフライスによる加工時に、ワークが動いて加工不良の原因になってしまいます。
主分力:送り分力と垂直に働く力。
送り分力:送り方向に働く水平方向の力。
背分力:軸方向に働く力。
ワークを押さえるクランプバーの形状は多種多様です。
ワーク形状に合ったクランプバーを選定することにより、クランプの範囲が広がります。
アタッチメントはワーク形状の他に面粗さによって選定されます。仕上面であれば、軟質材、または研削されたアタッチメントが利用できます。
黒皮面などは、すべりにくい形状のアタッチメントの選定が必要です。
クランプバーは、一般的にジャッキ及びステップブロックなどの高さ調整ができ、荷重に適合するサポートを使用します。