治具知恵袋

これから治具を導入したいというお客様から寄せられるよくあるご質問をまとめました。
製品に関するよくあるご質問などはこちらのページからご覧ください。
こちらに掲載のないご質問はお問い合わせページからお気軽にご相談ください。

横形マシニングセンタでのクランプの注意点とは?

横形マシニングセンタではイケールやアングルプレートなどのベースエレメントにクランプ部品を取り付けていきますが、特に①クランプ部品が占める面積を考慮すること、②側面からの加工に干渉しないようにすること、③ワークだけではなく、クランプ部品も機械の旋回許容範囲に入っていることに注意が必要です。

立形マシンニングセンタにおいてサブテーブルの役割とは?

一般的に機械テーブルの保護、治具(ワーク)の嵩上げベースとして活用されますが、他の役割として①T溝やタップ穴の追加によって治具の自由度が増す、②干渉や積載重量に問題なければ、機械テーブルからオーバーハングをさせて作業面積を増やせること、③工場内のサブテーブルの仕様(T溝寸法やピッチ、タップ穴サイズなど)をあわせることにより、使用する治具部品を最小限にすることができます。

5軸加工機の治具構築の注意点は?

工程集約が最大のメリットである5軸加工において、一度に加工できるワーク部位を増やし、主軸や治具の干渉を省いていくことが5軸加工機用の治具の要だと考えます。このため加工内容にもよりますが、ワークを嵩上げし、クランプ掴み代を最小限にして、加工面積の確保と干渉の削減を図ること、ワーク側面をクランプする場合は、プログラム作成の手間や治具干渉を考慮してワークが機械テーブル中心に設置できるようにすることが望ましいと考えます。

なぜ5軸加工機には専用のマシンバイスが良いのか?

「5軸加工機の治具構築の注意点は?」で述べましたが、5軸加工機用治具は、治具と刃具の干渉エリアを小さくすることが重要になります。5軸マシンバイスはこの考えに沿って設計され、ワークを嵩上げしてクランプするマシンバイスとなります。このため5軸マシンバイスをご使用いただくと、①ワークの嵩上げにより干渉を回避できる為、刃具の突き出し量を短くし切削条件を向上できる。②ワークの掴み代が小さく、素材費を削減できる。③バイスの中心でワークをクランプするため、ワーク反転時の軸移動を最小にでき、切削時間の削減及び高精度加工に繋がる。これが5軸マシンバイスを使用する大きなメリットだと考えます。

門形加工機においてワークの嵩上げに適した製品は?

門形加工機での加工の際には、主軸の加工範囲にあわせてワークの嵩上げが必要になる場合があります。一般的に多く使用される製品として、高さ寸法が選べるボックスパラレル治具用パラレル、レベル調整用としてレベリングブロックワークサポートジャッキアトラススクリュージャッキが使用されます。またマグネットチャックをご使用される場合、底面に嵩上げ用のプレートを取付ける方法もございます。

新しく治具を構築する場合、相談にのってもらうことはできますか?

はい。どのような機械を使って、どのような加工するかなど詳しくお聞きした上で、最適な治具をご提案させていただきます。まずはお気軽にご相談ください。
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製品を購入したい場合はどうすればよいですか?見積もりなどはしてもらえますか?

弊社では弊社取り扱い商社様を通じて販売をさせていただいております。販売店照会のページからお近くの商社様へお問い合わせください。
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