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マシンバイス

マシンバイスとは

①ワークのX、Y、Z軸の位置決め機能・②クランプ(メカ式、油圧式機能・③ベースへの取付、位置決め機能を合わせ持った汎用性に富んだ治具です。

 

●立型マシニングセンター・フライス盤で使用する場合、ワークの基準は、
  X軸方向:ワークストップなどの位置決めエレメント、Y軸方向:バイスの固定側口金面、Z軸方向:バイスの摺動面となります。

●精密バイスでは、
  X軸方向の機械T溝からバイス固定口金面、Z軸方向の機械テーブル面からバイス摺動面のそれぞれの平行度の精度を高めています。

●精度
  横型マシニングセンターのエッジロケーター当たり面の直角部は研削または、摺合せにより0.01以内の高精度に仕上げてあります。(MCツーリングブロック、MCパレットサブテーブル)

 

マシンバイスの選定について

1.ワークサイズ
(1)「口開き」による選定

ワークをクランプ可能な口開きのあるバイスを選定する必要があります。一般的な精密バイスは、口巾と同程度の口開きです。しかし、機種によっては、「口開きが大きなタイプ」あるいは、口金の取替えにより、「口開きが増大できるタイプ」があります。

(2)「口巾」による選定
口巾を大きく超えるワーク(長尺ワークなど)は、加工中にワークの振動(ビビリ)発生、あるいはワークの脱落の原因となります。ワークに適合した口巾のバイスを選ぶ必要があります。長尺ワークは、バイス摺動面迄の高さ(A)口金の出入(B)を0.01以内に何台でも揃う並列仕様品が便利です。

●並列仕様

●並列品のご注文について

初めてご購入される場合
追加ご注文の場合
対象機種
全品並列システム 同じサイズであれば全品並列ですので、ご必要な数をご注文下さい。 同じサイズであれば全品並列ですので、お手持ちと同じ番号のものを必要数ご注文下さい。 LTCV
新並列システム 並列仕様品(末尾番号G)をご注文下さい。ご注文の際、ご使用機械の溝巾をご連絡下さい。 お手持ちのバイスの製造№(ネームプレートに打刻)の末尾アルファベット記号とガイドブロック巾をご連絡下さい。 LT-M、LT-MC、LTFV-Q
LTFH-Q、LTFV
通常並列システム 並列仕様品(末尾番号G)をご注文下さい。ご注文の際、ご使用機械の溝巾をご連絡下さい。 お手持ちのバイスの製造№(ネームプレートに打刻)の末尾アルファベット記号とガイドブロック巾をご連絡下さい。 LT-JV、LTH3P、LT-HPD
MBV、LT-L

(3)「口深さ」による選定
口金の高さ(口深さ)を大きく超える背の高いワークは、長尺ワーク同様、ワークのビビリ、脱落の原因となります。また、厚みの小さいワーク天面加工では、ツールと口金との干渉も考えられます。口深さもバイス選定のポイントとなりますが、アクセサリー(特別付属品)や別作口金により対応ができます。

●背の高いワーク

●厚みの小さなワーク

2.機械
(1)「加工機械の種類」による選定

加工機械にマッチしたバイスの選定が必要です。弊社マシンバイスシリーズは、ご使用機械に合わせ選んでいただけます。

(2)「加工方向(スピンドル方向)」による選定
マシニングセンターでは、立型機・横型機により、生産方法・バイスの取付方法などが異なるケースがあります。それぞれにマッチした機種・使用法を考慮する必要があります。特に、横型マシニングセンターでは様々なバイスの使用法があります。

(3)「加工方法(工程)」による選定
重量・非量産・工程数・加工条件・加工機などにより、ワークのセッティング方法が異なります。加工方法に適したバイスを選定することが効率アップにつながります。

(4)「加工精度を考慮」したる選定
加工機械の高精度化、加工要求精度の高水準にともない、加工治具としての、マシンバイスも高精度化が必要不可欠となってきました。高精度なマシンバイスを選ぶ重要なポイントは、次の5点です。
1.ワークが確実にクランプできること。十分な締付力があること。
2.バイス自体の精度が高いこと。
3.締付時、ワークが浮き上がらない構造であること。
4.強力な締付にも変形しない構造・材質であること。
5.高精度が長期間保持できること。

●締付け力が十分なバイスとは
精密マシンバイスを選ぶ上で最も重要なことは、”締付物が動かない”ということです。バイスの能力とは、物をはさんで加工している時にいかに動かないよう固定するかということであります。ロックタイトシリーズは、ニードルベアリングとスラストの組込により締付トルクを無駄なく締付力とします。また、油圧内蔵式バイスでは、小さな締付トルクで大きな締付力が得られます。

●高精度なバイスとは
精密加工では、機械・刃物・治具・加工条件等様々な要因が適してなければなりません。その中で精密マシンバイスを用いる治具は多く用いられており、最も重要なポイントとなっております。精密バイスは精度がいのちです。ナベヤの精密マシンバイスは旧JIS規格0級を上回る社内規格に基づき厳しいテストを実施しています。

●ワークが浮き上がらないバイスとは
バイスは横の握力で締付ける治具です。締付力を大きくするほど可動体は浮き上がり、締付物(ワーク)も浮き上がります。この状態では加工精度は期待できません。ナベヤの精密マシンバイスは、浮上防止機構により、この浮上りを極少にしています。

▲ロックタイト浮上防止機構
ロックタイト精密マシンバイスシリーズは、可動体を水平に動かすことにかけられた2kgの力に対し、可動体を下方に垂直に押し、ベッドにしっかり固定させようとする1kgの力を出す構造により、可動体の浮上りを防止します。

▲下方向締付による浮上防止機構
小型精密マシンバイスシリーズは、可動体を斜め下方向に締付る方式により浮上りを防止しています。

●締め付け応力

ロックタイトマシンバイスは、ワークの締付時に半球セグメントを介することにより、可動体には45°下に力がかかります。この力により可動体の浮上り防止力が発生し、可動体がマシンバイスの摺動面に沿って水平に締付できる事が出来ます。ワークに与える応力は、ロックタイトマシンバイスで水平に締付を行うと、クサビクランプで同等の締付を行った場合より、小さく抑えるこどが出来ます。

●強力締付にも変化しないバイスとは
強力な締付を必要とする精密加工では、バイスの強度が重要です。締付によりバイスベットが曲がれば当然本体も反ってきます。ロックタイト精密マシンバイスシリーズのベース連結部は、2つの垂直で水平なレールとなっています。このデザインは今までのバイスのフラットなデザインに比較してより堅固である、加えてバイス内部にある大きなメネジが下げられていくに従って上げられていきます。これによって締付時における曲げ力に対しても非常に強くなっています。

また、本体は同クラスのマシンバイス(FC250製)にくらべ3倍の強度があるダクタイル鋳鉄(FCD600)を使用しております。この強力な材質と堅固なデザインにより締付時に抗力をもつ様になっています。

●鋳鉄の機械的性質

●高精度が長期間保持できるバイスとは
バイス本体の上面は、ワークが常に接触し、可動体がスライドします。このバイス上面(摺動面)の精度は重要で、0.01以内の高精度に仕上げられています。しかし、最も磨耗しやすい箇所でもあります。ロックタイト精密マシンバイスシリーズは、この摺動面に耐磨耗性に優れている火炎焼入を施し、HRC45以上の硬度となっております。同クラスのマシンバイスに比べ3倍以上の耐磨耗性があります。

(5)「機械への取付け」について
マシンバイスを加工機械に取付ける際、一般的には加工機械のT溝を利用します。T溝は、取付け以外に位置決めが行え、精密マシンバイスでは、ガイドブロックによる位置決めが一般的です。T溝は、加工機械の軸(X、Y)に対して、平行・直角であり、ガイドブロックにより、素早く、確実にバイスの位置決めができます。

機械のサイズ、メーカーによって、T溝サイズが異なります。ガイドブロックは、設定のあるバイスには、標準で付属しております。標準外のガイドブロックに適合しない溝巾(A寸法)の場合は、特別付属品として機械に合うサイズを標準しております。取付ボルト・クランプは、標準では付属しておりません。取付機械のT溝巾(A寸法)に合わせてアクセサリーの中からお選び下さい。

●機械への干渉について

取付位置によっては、機械のコラム、スプラッシュガードに干渉する場合があります。バイスの全長と共に取付位置(ガイドブロック)からの長さ、バイス可動体の動き、などをご確認下さい。

●加工エリアを考慮した取付け
加工エリア(主軸の移動範囲)内にワーク(加工箇所)が入らなければ加工ができません。特に、並列バイス(多連仕様)では、バイス形状、取付方法により取付スペースが異なってきます。

(6)「積載重量」への考慮
特に、小型機械への並列(多連)バイスの使用時は、取付機械の積載重量制限を考慮しなければなりません。

●ガイドブロック位置変更(追加工)による機械への干渉回避について
加工機械のほとんどはT溝を基準としておりますが、機械の機種により、T溝ピッチや機械への干渉範囲は異なります。
機械への干渉を避け、加工範囲や積載重量を満たしたできる限り大きな(口開き等)バイスを選定することが理想的ですが、機械テーブルのT溝ピッチ・マシンバイスのガイドブロック位置・機械の干渉範囲の関係で、1ランク小さなバイスしか選定できない場合もあります。
そこで、機械にマッチした位置にバイスがセットできる様に、標準バイスのガイドブロック溝変更(追加工)を行うサービス(有料)を行っております。是非、ご利用下さい。

●ガイドブロック位置変更(追加工)について

バイスを小さくしなくともガイドブロック位置を変えれば取付可能!

取付機械の干渉範囲(MA、MB寸法)を把握の上、下図、追加工可能範囲より変更位置をお選び下さい。

A>MA,C-A>MBどなる様に設定してください。
※MA:取付機械の取付位置から、コラム側干渉位置までの距離。
※MB:取付機械の取付位置から、スプラッシュガード側干渉位置までの距離。
MBは、ハンドル操作のための余裕分をプラスすることをお奨めします。

注文方法

”追加工バイス”+”-GB”+”加工寸法:A”
例:LTFV100でA=250の位置に追加工する場合⇒LTFV100-GB250
※取付機械の型式・パレット数も合わせてお知らせ下さい。

精密マシンバイス

メカ式   浮上防止
ロックタイト式
 
  下方締付式
 
  水平締付式
 
油圧式   ロックタイト式
アクセサリー


ボール盤バイス

早締め式
ネジ式

用途に合わせて絞り込むことができます

口巾(mm) 50未満    50-75   
75-100    100-125   
125-150   150-175   
175-200   200以上   
口開 mm以上
口深 mm以上
全長 mm以下
摺動部の高さ mm以下
質量 kg以下
締付力 kN以上
価格 円以下
締付け方式 ネジ   油圧   メカニカル   
並列対応 可 不可 
ガイド位置決め 可 不可 
加工分野 機械   研削   
推奨機械 縦型MC  横型MC  
縦型フライス  研削盤  
放電加工機  

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