Q-ロックエレメント QLT26
【導入前の課題や問題】
1ロットが2000枚単位のアルミワークの加工を行っているが、内段取りでのワーク着脱と交換により機械停止時間が約15分/回も費やしていた。ワークの着脱作業を1日に8回行った場合、120分は機械が停止した状態だった。
【対策と導入後の効果】
Q-ロックエレメントを採用し、外段取り方式に変更した。機内で加工中に、作業者は機外でワークのセッティングを行い、加工終了後に治具プレートの入れ替えだけで済むので、機械停止時間が3分となった。この結果、1日当たりの加工枚数を増やすことができ、他の仕事も進めれるようになった。
フレックスサポート FLS88R
球面なワークやバランスが悪いワークが多く、機械加工で使用するジャッキやクランプで都度、治具構築をしていた。ただワークによって30分以上かかる場合もあり、効率が非常に悪かった。
ピンがワークに沿ってくれるフレックスサポート採用した。ワークの安定性も良く、単純にワークを置いてレバーを回すだけなので、治具構築時間が無くなった。ワークが大きい場合も、4角にフレックスサポートを並べるだけなので治具に悩むことが無くなった。
バキュームチャック VCM0303S
8㎜厚のアルミワークのポケット加工に際に、底面の肉厚が薄いため、マシンバイスでの加工では変形が生じて、上手く加工が出来なかった。
ワーク底面から吸着するバキュームチャックでの加工に変えて、クランプによる変形を気にすることなく、寸法精度も出しやすくなった。
トグルダウンクランプ 6803-2
ワークが異形のため、保持方法に時間がかかり、また測定中にワークが動いてしまった。
Vブロックにタップ穴をあけて、トグルクランプを取り付けた。トグルクランプで抑えることでワークが動かなくなり、セッティング時間も短縮できた。
ナロウアングル BT516-216R ナロウアングル BT516-216L
5軸加工機でプレート加工を行う際に、ワークの取付誤差を無くすためにワンチャッキングで両面加工を行いたかった。
ナロウアングル2台を加工箇所を避けて配置し、両面から加工できるようにした。ワンチャッキングで加工ができるため、再芯出しの時間が不要になった。
ローウェッジクランプ LWC12
横押しクランプを使用した治具は、1プレートに付き10個取りだったが、加工時間も短く、ワークの着脱時間が方が時間がかかっていた。より多くのワークが取付けができるように改造して、機械を止める時間を減らしたかった。
従来の横押しクランプと比較して、よりコンパクトなローウェッジクランプLWC12に変更しスペースを確保した。このため、1プレートにつき10個取りの治具からから18個取りの治具となり作業効率が上がった。
5軸マシンバイス LT5AU100
航空機部品の長尺ワークの加工が、都度クランプの取り外し、ワークの向き変えが発生し、社内で工程集約がテーマになっていた。このため、ワンチャッキングで加工、無駄なカッターパスの排除、専用ジグの削減を軸に検討を行った。
ワークを嵩上げしてクランプできるLT5AU100を複数台並べて使用する治具に変更した。もともと主軸干渉を考慮してあるバイスのため、カッターパスに悩まされることもなく、加工時間が短縮された。
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