使用例・使用説明

本製品は防振機能を持つレベリングブロックや防振マウント、防振パッドなどと組み合わせて使用します。
防振製品で振動を減衰させ、アンカー固定や連結するボルトから伝わる振動は防振ワッシャーで減衰します。

■伝達経路別振動対策
　伝達経路ごとの対策で装置や設備に伝達する振動を減衰し確実に振動対策できます。

構成部品図

使用方法

本製品を振動が伝わるアンカーボルト等締結物およびプレート等取付対象物に対して取り付けて使用します。
適合するボルト径については以下の表をご覧ください。

※抜け防止対策としてダブルナットの使用を推奨いたします。

適合ボルト オーダー№ № 適合ボルト径 163945 SVW8 M8 163946 SVW12 M12 163947 SVW16-2 M16 125737 SVW20 M20 125738 SVW30 M30

また本製品自体には外部から伝わる振動を減衰させる特性がないため、「防振パッド」や「防振マウント」「防振レベリング」などの防振製品と組み合わせて使用します。

●振動抑制のイメージ

防振ワッシャーなし	防振ワッシャーあり
床からの振動を減衰するが、締結物からの振動はそのまま伝わる。	床・締結物、両方からの振動を減衰する。

取付方法

本製品はボルトから伝わる振動を減衰したい対象物に取り付けて使用します。取り付け対象物に対して寸法図を参考に取り付け穴の加工を施してください。 ボルトと防振ワッシャーを取り付け穴に通し、設置面と密着させるように取り付けます。

ナットの取付について

ナットを規定の締付トルクで締付し、ロックナットで固定します。※1
規定の締付トルクで締め付けができない場合は、締め込みたわみ量が1～1.5mm程度で締め付けてください。※2

※1.振動によるナットの抜け防止のため、ダブルナットの使用を推奨します。
※2.規定トルク以上の締付や締め込みたわみ量を超える締付を行わないでください。
　　防振性能の劣化、および防振パッド形状のゆがみにつながります。

締付トルク（目安）

技術情報

●特性データ

※使用する防振材の性能によって全体の性能は変化します。

ゴム製品と比較して高い減衰特性があります。

修理対応

本製品の修理対応行っておりません。
摩耗や損傷が見られる場合は、製品の交換を行ってください。