「治具ってすごい!アカデミー」第2回では位置決めの方法について解説します。
位置決めは製品の精密加工をする上で重要な工程です。
「位置決め」とはワーク(工作物)をしっかりと保持して、加工中に動かないようにすることです。ワークは立方体や直方体とも限らず、もっと複雑な形状をしている場合が多くありますが、最適な治具を使えば正確な位置決めを行うことができます。
位置決めの基本は3点、2点、1点で3方向からワークを拘束することです。「基準」も同時に意識しましょう。
右図は、基準面Zの3点、基準面Xの2点、基準面Yの1点による位置決めを表しています。