マグネットチャック MTBP630HD70S
【導入前の課題や問題】
ロ630横型MCの新規導入を行い、従来の□500のイケールをブッシュ穴加工用治具として使用した。但し、治具の位置決めやクランパーによるセッティング時間が30分以上必要だった。
【対策と導入後の効果】
□500のイケールのクランプ作業をスイッチ操作だけで済むマグネットチャックに変更した。本体に高さ位置決め用のマグハイトブロックや側面に位置決めプレートを設置し、段取り時間が10分程度になった。
Q-ロックエレメント QLT32
□630横型MCの新規導入を行い、治具製作時間と製作コスト削減のため、従来から使用している□500のイケール治具も活用できないか検討した。あわせて□500横MCの仕事量が多い場合でも□630横MCでも回せる体制作りを行った。
□500のイケールのベース部裏面にQ-ロックエレメントQLT32ブッシュを取付け、□630側の8パレ中1パレにQLT32ピンを取付けたベースプレートを作成、□500のイケールを追加できるようにした。Q-ロックエレメントの採用で、イケールの取付け穴の問題はなく、イケール交換の際の位置決め手間がないため、簡易パレットチェンジャーのように使用している。
マグネットチャック MTB406HD70S
ワークにあわせて手締めの治具を構築していたが、これが作業の大半を占める日もあった。このため、治具構築時間の削減をテーマとした。
下面吸着によるマグネットチャックを採用して、手締め治具を廃止した。今までの治具構築時間に費やしていた時間を他の作業に振り分けることが出来て、段取り時間の削減と生産性が向上した。
ワーク形状と加工内容から、上面加工、外周加工の2工程で分けているが、段取り時間に費やす時間が多かった。第1工程は、ワーク外周を横押しクランプを行うが、ボルトの締め付け量やバラつきによってワークが歪むため、熟練作業者がトルクレンチでピックを当てながら慎重に行っていた。
マグネットチャックによる下面クランプ方式に変更してから、治具干渉もなくなり、1工程で上面と側面の加工が出来るようになった。従来の横押しクランプで気にしていた歪みも気にしなくなり、だれが作業しても同じようにセッティングできるので、ロット数が100ヶの場合、クランプ時間だけで68分も短縮できた。
スイングクランプS型 SS-35
クランプが大きく治具にワークが1面に1個しか取付が出来ない。このため、12時間稼働の場合、1日24個しか生産が出来ずに予定していた生産数量に達していなかった。
全長の短いスイングクランプS型に変更して、デットスペースに治具を追加し1面につき2個取り治具に改造した。このため1日40個の生産が可能になり、予定数量に達することができた。
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